「アンナと王様」 タイに行きたくなる!!だって人も国も美しい!!映画
2009-10-13(Tue)
先日、東京ミッドタウンで「タイのデザイン展」を見てきました~☆☆

事前に、このパンフをもらってたので、てっきりバリバリに東南アジアテイストなプロダクトばっかりなんだろうなーと思っていったのですが、
意外?にも、洗練されたデザインのものばかりで、
いい意味で裏切られました~◎◎◎
竹細工や、自然の木をモチーフにした家具類は
エココンシャスを謳う、ハリウッドセレブなんかにも好評みたいですね!
でもやはり、そのデザインの源流にあるのは
伝統的なタイの美しい工芸品なのでしょう。
細やかな意匠や、漂う気品のようなものには、目だけでなく、心も惹かれていきます!
さて、今日はそんなタイの美しさを堪能できる映画をご紹介します。
「アンナと王様」
<ストーリー>
19世紀末、東南アジアの国シャム(現在のタイ)。
モンクット国王は、王子達の家庭教師として英国人アンナを迎え入れた。
西洋に育ったアンナは封建的な国王と何度も衝突するが、国を愛する王の心に打たれ徐々に絆を深めていく。
その頃、隣国ビルマによって国境地帯が襲撃され、その背後には侵略を企む英国の影が!
さらに国内で勃発したクーデターにより、王国に危機が迫る!
かつて、シャムと呼ばれていたころのタイのお話です。
贅をつくした、けれども決して派手すぎるということではない、「
品のある、けれども決して威圧感を感じさせるということではない。
独特で繊細なシャムの文化、工芸品が細部にわたるまで再現され、
名作ミュージカルのリメイクに堂々たる「ホンモノ」感を持たせています。
もちろん、そんな素晴らしい装飾美も見どころですが、
実はこの映画、どうしても忘れられないワンシーンがあるのです。
道ならぬ恋に殉じ、
恋人と共に死刑に処された後宮の女性。
穏やかな笑顔で恋人の首が落されるのを見送った後に、
静かに祈りを捧げながら殺される。。。。
そんな衝撃的なシーンです。
敬遠な仏教国であり、
独裁者というより優れた統治者といった王を戴きながらも、
それでも民主主義の国の人間からしたら、
絶対にありえない理由で、ありえない方法で、呆気なく殺されてしまう人々。
けれども、スローモーションでその独特の文化?を追った奇妙で美しい映像と
幸福そうな女性の笑顔とがオーバーラップして、
幸福とはどこまでも主観的なものだと思い知ります。
その裏で、
国王が、アンナが、助けることのできなかった自らを責め、苦しんでいるシーンも重なっているだけに、
その、あまりに凄絶な死に方とは裏腹な、安らかな笑顔が強烈に記憶に残っているシーンでした。

にほんブログ村

事前に、このパンフをもらってたので、てっきりバリバリに東南アジアテイストなプロダクトばっかりなんだろうなーと思っていったのですが、
意外?にも、洗練されたデザインのものばかりで、
いい意味で裏切られました~◎◎◎
竹細工や、自然の木をモチーフにした家具類は
エココンシャスを謳う、ハリウッドセレブなんかにも好評みたいですね!
でもやはり、そのデザインの源流にあるのは
伝統的なタイの美しい工芸品なのでしょう。
細やかな意匠や、漂う気品のようなものには、目だけでなく、心も惹かれていきます!
さて、今日はそんなタイの美しさを堪能できる映画をご紹介します。
「アンナと王様」
<ストーリー>
19世紀末、東南アジアの国シャム(現在のタイ)。
モンクット国王は、王子達の家庭教師として英国人アンナを迎え入れた。
西洋に育ったアンナは封建的な国王と何度も衝突するが、国を愛する王の心に打たれ徐々に絆を深めていく。
その頃、隣国ビルマによって国境地帯が襲撃され、その背後には侵略を企む英国の影が!
さらに国内で勃発したクーデターにより、王国に危機が迫る!
かつて、シャムと呼ばれていたころのタイのお話です。
贅をつくした、けれども決して派手すぎるということではない、「
品のある、けれども決して威圧感を感じさせるということではない。
独特で繊細なシャムの文化、工芸品が細部にわたるまで再現され、
名作ミュージカルのリメイクに堂々たる「ホンモノ」感を持たせています。
もちろん、そんな素晴らしい装飾美も見どころですが、
実はこの映画、どうしても忘れられないワンシーンがあるのです。
道ならぬ恋に殉じ、
恋人と共に死刑に処された後宮の女性。
穏やかな笑顔で恋人の首が落されるのを見送った後に、
静かに祈りを捧げながら殺される。。。。
そんな衝撃的なシーンです。
敬遠な仏教国であり、
独裁者というより優れた統治者といった王を戴きながらも、
それでも民主主義の国の人間からしたら、
絶対にありえない理由で、ありえない方法で、呆気なく殺されてしまう人々。
けれども、スローモーションでその独特の文化?を追った奇妙で美しい映像と
幸福そうな女性の笑顔とがオーバーラップして、
幸福とはどこまでも主観的なものだと思い知ります。
その裏で、
国王が、アンナが、助けることのできなかった自らを責め、苦しんでいるシーンも重なっているだけに、
その、あまりに凄絶な死に方とは裏腹な、安らかな笑顔が強烈に記憶に残っているシーンでした。

にほんブログ村
スポンサーサイト