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京都薪能の夜に見たい映画 「大停電の夜に」
京都では「京都薪能」が開催されていますね~


京都にしばらく住んでいた私ですが、
この京都薪能と、冬の鞍馬の火祭が大好きなお祭りでした!



野外のお祭りなのに、どうしてこんな雨が多い時期にやるの?と思われるかもしれませんが
もともと、年がら年中、どこかしらでお祭りがあっている京都で
なぜか6月だけ大きなお祭りがなかったのだそうです。

そこで、戦後、自分たちで新しく生み出したのが、この「京都薪能」です。
なので、平安神宮の前で、竹で組んだ舞台に篝火を焚いて能を舞うだなんて
ずいぶん古式ゆかしい感じもしますが、比較的若いお祭りなんですね~


折しも、大学で受講していた「芸術学概論」が能についてだったという理由で
足を運んだのが最初だったのですが、
すっかりハマってしまいました、あの世界観。

蛍光灯の、明るい夜の中では決して見えないものが、
原始の闇の中では垣間見える、、、、


日本の夏の始まりを予感させる、
どこかぬめるような濃い夜に見たい映画は
「大停電の夜に」



あ、怖い映画ではないですよ(笑
... Read more ▼

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『東京タワー』の源孝志監督が豊川悦司ほか豪華キャストを迎え
2003年に実際に起きた北米大停電時のエピソードを元に描いたロマンチック群像劇。
大規模な停電が起こったクリスマスイブの東京を舞台に、
12人の男女の一夜限りの物語を綴る。



この映画は、映画館に見に行ったのですが、
映画館という暗い場所で見る、劇中の「闇」の表現が面白かったのを覚えています。


どこかとろりとした質感の、日本の闇。


日頃、蛍光灯の下にある顔ではない、
人生のもう一つの側面を見出す、

自然の闇。



闇に浮き沈みする、
そんな人の思いと、二つの姿―


薪能で見た「祇王」の舞を思い出したのを、覚えています。

闇の中で、全てが暗闇に沈んでいくのに、
二つの白い能面と、衣裳の金細工ばかりが篝火に照らされ浮き上がって、、、、
「幽玄」の文字に尽きる光景でした。



映画自体は、
本郷奏多くんと、香椎由宇の、一夜限りのラブロマンスが素敵でした。


奏多くん、ずいぶん凛々しくなったなあ、、、
と思ってプロフィールを見てみると、
身長171cmと書いてあり、本気で仰け反りました。


「リターナー」の頃からのファンなので、
感慨もヒトシオです。

いつまでも少年ではいてくれないのね(クスン




謎のスパイ衛星「神様」とサンタクロースの衝突?によって生じた、東京の大停電。


その夜に起きる、奇跡の数々。


まあ、仮にこんな大規模な都市型停電(しかも雪降ってる上に一晩中)起きちゃったら、
こんなのんびりはいかないと思います。

都市型災害で、死傷者続出ですよね~

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