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美食のために見る映画4 「千と千尋の神隠し」
何だかスッキリしないお天気ですね、、、、
そろそろ抵抗力が落ちてきて、
食中毒や夏バテ、冷房病なんかの症状が出始める頃ですね。

やっぱり、体は中から守らねばだ!と
冷え性を人に相談したとこころ
薬膳鍋をオススメしてもらいました。

台湾海鮮東銀座店


女4人で行ったのですが、もう皆汗だく(笑
食べてるうちに、びっくりするくらい体がホカホカしてきて
夏でも手足が冷たくて眠れないのに、
その夜は足先までじんわり暖かくてしっかり眠れました!


それにしても、中華料理ってどうしてこうも食欲をそそってくれるんでしょうか?


コレを見ると、必ず中華料理が食べたくなるという映画がコチラ
「千と千尋の神隠し」




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わがままで無気力、どこにでもいるような現代っ子の千尋は、
引越しの途中で、不思議な町に迷い込む。
謎の少年ハクに手引きされ、八百万の神様たちが入浴しに来る「油屋(ゆや)」で
「千」と呼ばれながら働くことになった千尋。
さまざまな体験や冒険をとおして、少女は「生きる力」を取り戻していく…。
宮崎駿監督が、友人の10歳の少女に見せたいという思いから作り上げたこの『千と千尋の神隠し』。



「料理のシーンとかあったっけ?」
と思われる方も多いと思います。

あるじゃないですかー、
お父さんとお母さんがブタになってしまうという衝撃シーン。

あのシーンで出てくる中華料理が、
異様なくらい美味しそう。。。。!

見るたびに中華料理食べたくなります。


誰もいない店先の、誰のものか分からない料理を
「後でお金さえ払えばいいんだから」「カードもあるから大丈夫」と
無遠慮に食べる大人は、礼儀を失した現代人の姿を描いているのですが


思わずがっついちゃうくらい美味しそうだったってコトじゃないですか?!
いい大人が、こんな怪しい土地で勝手に食事始めないですよ、普通。


美しい赤の色彩や、独特な湯屋という世界観、
そして千尋とハクのピュアなラブロマンスなど
とても美しい映画です。

けれども、表面の柔らかなテーマに隠されて、
深いところで現代社会に鋭い問題提起をするのがジブリ映画の凄いところです。


「ニート」「ひきこもり」などの単語が人口に膾炙して久しい頃
「労働と働くこと」とは?を世に投げかけた作品ではないかと思います。


己の食いぶちを稼ぐため、豚にされた両親を救うため
名前を奪われ「千」=あまりに多くの数の一つ、という記号を与えられ
いやいや働いていた少女ですが、

やがて周囲に認められ、責任を負っていくことで
自ら積極的に考え、行動を始めてゆきます。

そして究極的には、与えられた労働を放棄し、
自分ではない他人のために働きだすのです


茫洋とした最初の千尋の表情と、
ラストシーンに近づくにつれ、凛とした雰囲気をまとっていく千尋の表情とでは
どちらの姿勢をよしとしているかは語らずとも分かります。


人は社会的な生き物で、人との関わりの中でしか生きていけません。
どのように社会的役割を負っていき、
どのような関わりの中に自分を置いておくかでマインドは大きく変わります。

「なぜ人は働くのか?」そんな疑問を持ったら見てほしい映画でもあります。


もっと具体的に考えてみたい人はこちら
黒井千次著「働くということ」



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