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カストラートの歌声に酔いしれたい日に見る映画
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090314-00000843-bark-musi

“カストラート”とは、変声期前である10歳から12歳頃に去勢手術を受けることで男性ホルモンの分泌を抑制し、第二次性徴期に起こる声帯の成長を防ぎ、声が損なわれるのを防いだシンガーのこと。少年の声帯のまま身体は大人へと成長するため、結果、大きな肺活量に対して天使のような声質を持ち合わせるという圧倒的な特徴を持っていた。そもそもの起源は16世紀、女性が教会で歌うことを禁じられたことに端を発する。
(Yahoo!ニュースより)


20世紀以降、その存在が禁忌となった伝説の歌い手ですが、
人類最後、と呼ばれるカストラートの歌声が、奇跡的に残っていたそうです。
なんと、1902年収録の音源!
そんな時代の徒花に思いを馳せてみた日に見たい映画はコチラ。

「カストラート」



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内容(「キネマ旬報社」データベースより)
3オクターブ半もの声を持つ伝説のカストラートと呼ばれる男性歌手のファリネッリ。彼を取り巻く陰謀、政略、裏切り、苦しみを描く。『王は踊る』で再び注目を集めたジェラール・コルビオ監督、ゴールデングローブ最優秀外国語映画賞他を受賞した作品。


単なるトランスジェンダーと呼ぶには、あまりに禁忌のにおいに満ち溢れた存在です。
その歌声の真実を知りえる者は、今日では存在しませんが、
ヘンデルをはじめとして、多くの音楽家がカストラートのための音楽を作曲し、
バロック音楽はカストラートという存在を抜きにしては語れないこと、
そして、音楽家はおろか、王をも虜にしたという史実、
などなど、
その存在は時を経るほどに、謎と魅力に隠されていくような印象すら受けます。

そのカストラートの中でも、最も有名な「ファリネッリ」の生涯を描いたのが
映画「カストラート」です。

すさまじいのですよ、その色気が。

歌という魔力にぐいぐいと引き込まれる、
というか、アリ地獄のようにずぶずぶと落ち込んでゆく。

その恍惚を存分に味わいたい時にはオススメです。


ちなみに、件のCDはこちらです。



カストラート@映画生活
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