「愛を読むひと」
2009-07-02(Thu)
きゅんと切ない映画が見たいな~(*#′∀`艸)
と「愛を読むひと」を見てきたのですが。。。。。
きゅん、どころか
大やけどです(TwTlll)
愛って苦しい。。。。
「愛を読むひと」

と「愛を読むひと」を見てきたのですが。。。。。
きゅん、どころか
大やけどです(TwTlll)
愛って苦しい。。。。
「愛を読むひと」

内容
ベルンハルト・シュリンクのベストセラー小説「朗読者」を、
「めぐりあう時間たち」の監督&脚本家コンビが映画化。
1958年のドイツ、15歳のマイケルは、21歳年上のハンナとベッドを共にし、
彼女に頼まれて本を朗読してあげるようになるが、
ある日突然、彼女は姿を消す。
時は流れ、戦時中のある罪を問われて投獄されたハンナのために、
マイケルは物語を朗読したテープを刑務所に送り続けるが……。
第81回アカデミー賞でケイト・ウィンスレットが主演女優賞を受賞。
15歳の男の子の、淡く切ない一夏の、初恋の思い出―
の、はずでした。
彼の中で美しく昇華されるだけの、若い日の棘は、
ある日、一生を縛る呪いのような愛の呪縛へと変貌してゆきます。
時代設定は、第二次世界大戦をまたぐドイツ。
難しい時代だと思います。
戦後補償、戦争裁判を経て、
戦争により、勝者も敗者も、みな不幸だったことに気付かされる。
私には、ハンナの行いや、
ハンナに罪を押しつけた人々、裁いた人々をどうこう言う資格はありません。
あの時代を語るには、まだ知らないことが多すぎる。
けれども、
かつて愛した人が、目の前で弾劾され、貶められるマイケルの心は慮れます。
ハンナの秘密に、あの場でただ一人気づき、
そして法律家の卵として守るべき、法の正義を無視し
彼女のプライドを守るために、密かな共犯者となり、
共に傷ついた強さと優しさには、心打たれてしまいました。
そんなナイーブな少年を演じるのはデヴィッド・クロス。
世界的にはまだまだ無名の役者さんですが、
ケイト・ウィンスレッドを前に、濃厚なラブシーンを堂々と演じきった度胸と
裁判を傍聴しながら、苦悩し傷つき憤り、そして諦観へと向かう心の葛藤を表現しきった素晴らしい演技力とは
今後もっと評価されていくのではないでしょうか。
そしてオスカーを受賞したケイト・ウィンスレッド!
代表作「タイタニック」でも脱ぎっぷりの良さを見せた女優さんですが、
決して「脱ぎたがり」な訳ではありません。
「脱ぎっぷりがいい」のです。
当初、ケイトの代役にはニコール・キッドマンがキャスティングされていたそうです。
失礼ながら、二コールではこの役は表現しきれなかっただろうな、とも思います。
何故なら、二コールの裸は、美しく整っているから。
30歳の、孤独を抱えた車掌の
豊満で、がっちりしていて、少し歪つで、人間らしい裸。
女優として、その裸と、いっそ色気も感じないような脱ぎっぷりはどうか―
と思うようなシーンもあるくらいです。
しかも、
裁判の憔悴し、混乱するシーンや、
年老いて鄙びた姿などもあるため、どのシーンも一層生生しい。
それを体当たりで演じきったケイトのハンナは、
見ていて辛くなってしまうほどに生々しい。
役に血肉が通うとはこのことか、と
改めてオスカー女優の実力に感服しました。
シーン別の緩急もはっきりしていて、
ストーリーとしても惹きこまれやすく、秀逸です。
美しく官能的な日々を描いた前半部分と、
激情の中盤シーン、
そして確信的にハッピーエンドを避けるラストシーンまでの
熾火が消える前に、静かにパチパチと爆ぜるような心のやりとり。
全てを見終わった後に、心に去来するものを
言い尽くすことはできません。
でも、マイケルがそうしたように、
誰かにハンナのことを伝えたくなるのです。
ベルンハルト・シュリンクのベストセラー小説「朗読者」を、
「めぐりあう時間たち」の監督&脚本家コンビが映画化。
1958年のドイツ、15歳のマイケルは、21歳年上のハンナとベッドを共にし、
彼女に頼まれて本を朗読してあげるようになるが、
ある日突然、彼女は姿を消す。
時は流れ、戦時中のある罪を問われて投獄されたハンナのために、
マイケルは物語を朗読したテープを刑務所に送り続けるが……。
第81回アカデミー賞でケイト・ウィンスレットが主演女優賞を受賞。
15歳の男の子の、淡く切ない一夏の、初恋の思い出―
の、はずでした。
彼の中で美しく昇華されるだけの、若い日の棘は、
ある日、一生を縛る呪いのような愛の呪縛へと変貌してゆきます。
時代設定は、第二次世界大戦をまたぐドイツ。
難しい時代だと思います。
戦後補償、戦争裁判を経て、
戦争により、勝者も敗者も、みな不幸だったことに気付かされる。
私には、ハンナの行いや、
ハンナに罪を押しつけた人々、裁いた人々をどうこう言う資格はありません。
あの時代を語るには、まだ知らないことが多すぎる。
けれども、
かつて愛した人が、目の前で弾劾され、貶められるマイケルの心は慮れます。
ハンナの秘密に、あの場でただ一人気づき、
そして法律家の卵として守るべき、法の正義を無視し
彼女のプライドを守るために、密かな共犯者となり、
共に傷ついた強さと優しさには、心打たれてしまいました。
そんなナイーブな少年を演じるのはデヴィッド・クロス。
世界的にはまだまだ無名の役者さんですが、
ケイト・ウィンスレッドを前に、濃厚なラブシーンを堂々と演じきった度胸と
裁判を傍聴しながら、苦悩し傷つき憤り、そして諦観へと向かう心の葛藤を表現しきった素晴らしい演技力とは
今後もっと評価されていくのではないでしょうか。
そしてオスカーを受賞したケイト・ウィンスレッド!
代表作「タイタニック」でも脱ぎっぷりの良さを見せた女優さんですが、
決して「脱ぎたがり」な訳ではありません。
「脱ぎっぷりがいい」のです。
当初、ケイトの代役にはニコール・キッドマンがキャスティングされていたそうです。
失礼ながら、二コールではこの役は表現しきれなかっただろうな、とも思います。
何故なら、二コールの裸は、美しく整っているから。
30歳の、孤独を抱えた車掌の
豊満で、がっちりしていて、少し歪つで、人間らしい裸。
女優として、その裸と、いっそ色気も感じないような脱ぎっぷりはどうか―
と思うようなシーンもあるくらいです。
しかも、
裁判の憔悴し、混乱するシーンや、
年老いて鄙びた姿などもあるため、どのシーンも一層生生しい。
それを体当たりで演じきったケイトのハンナは、
見ていて辛くなってしまうほどに生々しい。
役に血肉が通うとはこのことか、と
改めてオスカー女優の実力に感服しました。
シーン別の緩急もはっきりしていて、
ストーリーとしても惹きこまれやすく、秀逸です。
美しく官能的な日々を描いた前半部分と、
激情の中盤シーン、
そして確信的にハッピーエンドを避けるラストシーンまでの
熾火が消える前に、静かにパチパチと爆ぜるような心のやりとり。
全てを見終わった後に、心に去来するものを
言い尽くすことはできません。
でも、マイケルがそうしたように、
誰かにハンナのことを伝えたくなるのです。
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