「寝ずの番」 洒脱な人情喜劇で癒されたい夜に見る映画
2009-07-10(Fri)
仕事で疲れて人恋しい夜は、
人情ドラマで底から癒されるのがイチバンです。
でも、だからといって目から滝のような涙がでるしんどいのはパス。
カラリと笑って、じんと胸が締め付けられるような、
極上の人情喜劇はコチラ
「寝ずの番」
津川雅彦こと、マキノ雅彦監督の
初監督作品です。
この、上方落語独特のリズムがたまりません。
相当にきわどい下ネタを連発しているにも関わらず、
下品に落ちないのは、作風のカラリと乾いたトーンと明るさのせいだけではありません。
津川さんのメガホンの下に集まった
名優たちの会話のテンポが、全くよどみを感じさせません。
耳を疑うような猥談すら洒脱に語ってみせる
芸の粋を見せつけられた感じがします((´∀`*))
乾いて明るいと言っても、
タイトル「寝ずの番」からも分かるように、
故人を偲ぶ通夜の夜を描く作品ですので、
バタバタと人が死んでいくんですが( -`Д´-;A)
下ネタ然り、
人の死という、最大のタブーを飄々と語ってしまうのも、
やっぱり芸の極致ですよね。
最後の中井貴一のセリフが深くてグっときます。
1時間半、さんざん笑ってきたけれども、
決して悲しくなかった訳でも、
ヤケで笑い飛ばしてい訳でもない。
「死」という、長い長いお別れに対し、
泣き、笑い、そして送り出すのが
彼らなりの最大の哀しみ方であり、悼み方なのです。
・寝ずの番@映画生活

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人情ドラマで底から癒されるのがイチバンです。
でも、だからといって目から滝のような涙がでるしんどいのはパス。
カラリと笑って、じんと胸が締め付けられるような、
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津川雅彦こと、マキノ雅彦監督の
初監督作品です。
この、上方落語独特のリズムがたまりません。
相当にきわどい下ネタを連発しているにも関わらず、
下品に落ちないのは、作風のカラリと乾いたトーンと明るさのせいだけではありません。
津川さんのメガホンの下に集まった
名優たちの会話のテンポが、全くよどみを感じさせません。
耳を疑うような猥談すら洒脱に語ってみせる
芸の粋を見せつけられた感じがします((´∀`*))
乾いて明るいと言っても、
タイトル「寝ずの番」からも分かるように、
故人を偲ぶ通夜の夜を描く作品ですので、
バタバタと人が死んでいくんですが( -`Д´-;A)
下ネタ然り、
人の死という、最大のタブーを飄々と語ってしまうのも、
やっぱり芸の極致ですよね。
最後の中井貴一のセリフが深くてグっときます。
1時間半、さんざん笑ってきたけれども、
決して悲しくなかった訳でも、
ヤケで笑い飛ばしてい訳でもない。
「死」という、長い長いお別れに対し、
泣き、笑い、そして送り出すのが
彼らなりの最大の哀しみ方であり、悼み方なのです。
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